部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~

2nd 11月, 2010 - Posted by admin - コメントは受け付けていません。

本日は2009-02-17に発売された部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~について紹介。

なかなか考えさせる本です。

本の表紙はこんなイメージ。。

それでは、レビューの紹介です。
参考にしてください。



エリート課長の仕事術
著者は東大を卒業して東レに入り、同期トップで取締役になった。

家庭の事情で定時に帰らなければいけないという事情を抱えながら

取締役になったということで有名になっている。

著者が課長になったとき、長時間労働、休日出勤が当たり前の課だったために

それをなくすため、業務週報を基に、過去1年間に部下が行なっていた仕事を細かく分析し、

それぞれの業務を本来どのくらいの時間で行なうべきだったのかという必要工数を設定した。

そして、プライオリティの高い仕事をデッドラインを決めてやるようにした。

こんなことを課長になったとたん行なうなんて、なかなかできることではない。

もし、これを日本中のすべての会社が行なったら、すごいことになるよなぁ。

これじゃ、出世するはず。

他にも、上司を驚かせない、上司の上司と軽いコミュニーケーションを取っておく、などの

自分の企画を通すためのテクニックや、手帳の使い方、資料の整理の仕方など、様々な

仕事術が紹介されている。

しかし、一番感じたのは、著者はエリートコースを歩んだ人なんだな、ということ。

3年ごとに異動したとあるが、基本的には企画系にいる。

そういう意味では、管理職といっても、現場の最前線を仕切っている人には

遠い世界の話になってしまうかもしれない。



持続可能な働き方
具体的な内容で非常に参考になりました。

終盤部分は組織のトップに向けてのメッセージであり、読んでいてその通りだと涙が出そうになった。

現在のトップの世代は、20世紀型の高度成長期での全人生24時間仕事投入型の人々が多い、

「男女共同参画」「ワーク・ライフ・バランス」と口では言いながら、自身は妻が家庭をしっかり守り、

仕事中心の人生を送ってきているので、実体験もなく、必要性も感じていない。

仕事中心の世代が家族・私生活を犠牲にした歪みが、今の日本の経済的社会的地盤沈下を生んでいる気がする。

今の環境問題と同じで、持続可能な社会を目指すならばこの佐々木さんの「生き方は」一つの良いモデルケースと

なる。

仕事と家庭の両立に悩んで手に取りましたが、トップたる人に是非読んでいただきたい本です。


定時に自分が帰り、部下も帰す。気合いが違う。
 ワークライフバランスの体現者が綴る定時に帰る技術と人生。自閉症の子供を抱え、肝臓病と鬱を煩う妻の看病をするために、課長時代から定時退社を余儀なくされた。従ってまずは自分の課員の仕事方法を変え、自分の仕事方法も変え。今に至る。

 子供の弁当を作って出社する著者は、定時退社せねば家庭が持たない。追い込まれた状態から生み出される数々の時短テクニック、そのまま人間関係の構築や人間力・仕事力の向上につながり、業績も向上する。定時退社を続けながらついには東レ総合研究所の社長にまでなってしまった。

 もちろん東大出だからとか、本人の資質もあるだろうが、参考にしたい内容だ。著者が部下に配布した資料には下記の記述がある。

・仕事以外での活動を仕事に生かせ。

・プロならば、かけたコストと成果を勘案すべき。

・残業を申請して堂々としている本人には羞恥心がない。

・その残業を放置して相談に乗らない上司はマネジメント不足だ。



小規模事業所経営者も必読
働きやすい環境を作ることは優秀な人材を逃さないためにも、スタッフが育つためにも必要だ。

「スタッフを定時に帰す」環境づくりや仕事運びを指示することは、管理業務の重要な要素だ。

そして定時帰宅は事業所側にも労働者側にも利益となる。

私の事業所の仕事の性質が、佐々木氏の仕事の性質と異なるので、ややかみ合わないところもありますが、そこは自分で考えればいいことです。

総じてこの書物は優れている。

「部下を定時に帰す」ことを胸に刻むためにも、買うべき本。


常に上の視点を持つ
目次だけを見るならばどこにでもありそうな仕事術の一冊のひとつですが、

本書がすばらしいとおもったことに、たとえ話が著者の経験や体験談から構成されておりそこが他のもとちがいます。

内容は具体的であくまで(戦略ではなく)戦術にしぼっておられており、ルーチンワークの改善が主となっております、

たとえば昼食は11時50分に向かうというくだり・・

なにをそこまで細かなことをと考えるか、その意識だけで30分から40分の時間を前倒しで事を進められるんだと捉えるかのちがいなどです。

「凡を極めて非凡に至る」とおっしゃられておりますが、その一言が本書全体の要約でもあります。

余談ですが同期入社の同窓会(佐々木会)のおはなしがおもしろかったです。

管理職だけでなく一介のビジネスマンでも充分たたき台となる一冊。

ご購入を検討の方はこちらからどうぞ。

今日も非常に良い勉強が出来ました。

次回の紹介もご期待ください。

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