企業価値評価 【実践編】
18th 9月, 2010 - Posted by admin - コメントは受け付けていません。
本日は2004-11-27に発売された企業価値評価 【実践編】について紹介。
本との出会いの大切さを改めて感じさせる本です。
それでは、レビューの紹介です。
参考にしてください。
実践的なマニュアル
日本企業のバリュエーションに役立つ、丁寧なマニュアル。ページを進めながら、手順を踏めば、確実に企業価値を試算できます。
実践の名に恥じぬ
実践〜というと、分野を問わず「実務的にはこんな感じでやっている」という印象
を伝えるだけで、結局「実践」になっていないことが多いですが、この書は
企業価値評価の文字通り実践論に終始しており、類書にない強みになっています。
企業価値を評価する具体的手段のひとつを学べる。
この本は会計とファイナンスがともにある程度理解できる人でないと読みこなせないと思う。しかし、この本を読んで企業価値評価に必要とされる会計とファイナンスの知識レベルがどの程度なのかを知る事は初学者にとって有意義なことだと思う。
著者は実際に企業価値評価の分野で実務経験があり、またその分野を大学院で教える立場にもある。真の意味での実務家教員と呼べるのではないだろうか。
非上場企業のバリュエーション
非上場企業のバリュエーションと、上場企業のバリュエーションは、DCF法の手順として
何ら違いはない。したがって、本書のアプローチは非上場企業の価値評価にも当然利用できる。
ただし実務上、非上場企業に対しては、通常のDCF法で算出した株価を数割割り引いて
取引価格を算定するという実務慣行がある点については、本書では述べられていない。
この割引(流動性ディスカウント)であるが、ファイナンス理論的には必要性の有無や、
その妥当な水準(実務上は通常2割〜4割といわれる)について、残念ながら明確な
コンセンサスが得られていないのが現状である。
せめてCDROMがあれば
本当のところWACCで企業価値を出すのが理論的かどうかわからないですが、企業価値評価の手順が詳細に説明されていており、これからその業務を担当し、他人に説明する必要のある人にはよい本であると思います。
だけど、せめてエクセルデータを収録したCDROMををつけてほしい。これらの例題を実際に自分で確かめてみようと思う人には、データの打ち込みなど結構大変なので。
ちなみに上場企業のバリュエーションが中心であって、非上場企業のそれは例題がない。個人的には、非上場企業の資本コストの出し方についての説明をもっと充実してほしかった。
というのも、非上場企業の場合は、同じ業種の上場企業から資本コストを推定する必要があったり、また株式の流動性等の違いから色々な掛目を乗じたりするので、評価額はさらに恣意的になることが多いためです。その意味でも指針となる本があればな〜と思います。
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今日も非常に良い勉強が出来ました。
次回の紹介もご期待ください。
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