クルーグマン教授の経済入門 (ちくま学芸文庫)
3rd 9月, 2010 - Posted by admin - コメントは受け付けていません。
本日は2009-04-08に発売されたクルーグマン教授の経済入門 (ちくま学芸文庫)について紹介。
本との出会いの大切さを改めて感じさせる本です。
それでは、レビューの紹介です。
参考にしてください。
山形さん勘弁してください
不細工に訳して読むに耐えない、原文もくだけてるにしてもやりすぎ。“…なのね”とか普段使わないわね。訳で星ひとつね。
黙読するな。朗読しろ。
この本、内容はすばらしいのですが、普通の本読みには辛い。文体が口語調でしかもかなりくだけている…というかほとんど粉砕されているから。原著も確かにくだけた表現が多いが、「さいころステーキ」を「離乳食」にまで砕かなくても…
なので、普段、本を読みなれていない人とか、本を黙って読めない人、ほかの人に朗読して聞かせたい人などには、実はこの本はピッタリです。漢字の難易度を無視するなら…中学生ぐらいが丁度いい。
内容は「1994年当時の最新ケイジアン経済学入門」みたいな感じです。ただし、直接経済学を教える、というよりは
「今あなたが目にしている経済状況っていうのは、こういう風に解釈できるんだ。
ニュースではこういうことに目くじら立てているけど、そこは実は関係ないんだよ。」
という感じで、現実とのマッピングがどうなっているのか、経済学ってちゃんと役に立つんだよ、という実例のような本になっています。
ちょっと怖いのは、2011年以降のベビーブーマーが引退するタイミングが近づいている点。実はこの本、2010年以降何が起こるかまじでわかんね、と言っているので…その直前に大不況に陥って大丈夫かいな…あるいは逆にこのタイミングで大不況ってもしかしてラッキー?? ねぇ??? どっち???? と、Part 2 が欲しくなります。実は最近出たクルーグマンの本に、この 2011年問題を今回の不況と絡めた話って一本もないんですよねぇ…。
文体? 細けえことはいいんだよ。問題は中身だ
門外漢のための絶好の経済入門書。文体がイヤって文句のある人は、原書を英語で読めばいいんです。
経済学の本って、まったく経済学をかじってない人に本当に薦めにくい。用語が、読めない、難しい、わかんない、英語なんて読めない、、、(岩田規久男さんのでも難しいんだそうです)
そういう人に薦めるなら、この本。中身は間違っちゃいないんだから。
そもそも日本で問題なのは、有識者という皆さんと、マスコミの皆さんとがマクロ経済オンチなために、マスコミの電波を浴びてる一般の人々までマクロ経済オンチなこと。その日本の経済ジャーナリズムの程度の低さを打破するためには、高橋洋一さんの新書の試みや、この本のような試みは、経済学通の人が思っている以上に重要だと思う。上位/下位概念もこの本で見通しが立つわけだし。
この文体、教授っておネエキャラだったワケ?信じられなぁ〜い!
他のレビューと同様、和訳の文体に問題アリだと思います。平坦で専門家以外にも分かる表現で、という心がけはありがたいのですが、日本語の「大和言葉」と英語のそれにあたるアングロ・サクソン語系の表現にはズレがあるため、英語ではスッキリ言えることが日本語では四字熟語みたいな表現が一番わかりやすかったりすることも翻訳上はあるわけで、もうちょっと現実的なアプローチでもよかったように思います。いや、百歩ゆずっても、訳は訳として、日本語的な語順になってません!
クルーグマン教授が90年代(=10年前以上)に書かれたものをまとめてあるものですので、日本の「失われた10年間」真っ最中に教授が日本をどう見ていたのかがわかる歴史的な価値はあると思うのですが、教授独特の文体に、この翻訳文体がのっかってしまっている状態で、教授の真の視点を見定めるのは、かなり困難であり、大学のレポートにとりあえず必要な方はともかく、他の方は原書(英語)で読まれることをお勧めします。他の経済学者ではなく、あえてクルーグマンで、という方は。
経済の見方に一定の土地勘は与えてくれる。惜しむらくは、翻訳の癖・・・
経済に造詣があまりないので、見識のあるコメントは難しいですが・・・
本書の対象は、経済について
「中身のあるものが欲しくても、経済の博士号を獲る気はない知的な読者」らしい。
経済のトピック(為替、国際競争力、生産性などなど)は相互に絡み合っていて、
しばしば理解が場当たり的になる。
本書では、ただ結局、経済の善し悪しを考えるために、何が些末な事で、
何が注目すべき軸となるポイントかを示す。
#その軸とは、「生産性」「所得分配」「失業」の三つだと。
本書の「経済のよしあし根っこんとこ」参照。
あまり経済に土地勘がなかったので、何が上位の概念で、下位か、
理解するポイントを頭の中で構造化するには、役立った。かな? この意味では入門。
さて、それにしても、
とにかく翻訳があまりにも軽妙に流れていて非常に鼻につくのが本書・・・。
教授自身、立場の違う論者に対する苛立はあるだろうけども、
この翻訳では、「意見が対立する相手は、おちょくってバカにして憚らない学者」に思えてしまう。
そういう学者さんなのでしょうか?
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今日も非常に良い勉強が出来ました。
次回の紹介もご期待ください。
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Posted on: 9月 3, 2010
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